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ミニトマト:葉の不調編

トマト、ハモグリバエ 果菜
トマトのハモグリバエ

ミニトマトの育て方【葉の不調編】について記載しています。
ミニトマトに関する他の情報は、下のリンクからご覧いただけます。

葉の調子が悪い

葉に問題が生じたときの症状別の内容を記載しています。私が遭遇した症状+調べていて気になった症状が主に記載されています。可能な限り画像を貼り、参考になりやすいように心がけます。画像の提供などしていただける方は、Twitterなどから連絡いただけると非常に有難いです。

新しい葉がボコボコしている

新しい葉はボコボコしているのは正常です。むしろ元気な証拠ですので、生育は順調と思ってよいでしょう。

トマトの葉のボコボコ
新しい葉はボコボコしています

葉の周囲が枯れる

古い葉で周囲が枯れ始めるのは寿命です。地面からの水の跳ね返りがある場合は、カビ類が原因の病気を誘発しやすいため、切ってしまったほうが安全です。日当たり的にも上の葉ばかり当たっていると思いますので、地面から近い順に切っておくと良いです。

葉に穴が開いている

穴の形状がギザギザの場合

ギザギザの場合は虫食いの可能性もあります。目で見える大きさの虫なので、見つけて捕殺しましょう。

対処法

捕殺が確実です。ベニカXファインスプレーオルトランDXなどの予防薬剤もあります。

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綺麗な穴や切られたような穴の場合

  1. 生長時の擦れが原因
  2. 葉が作られる時にうまく剥離しなかった(蕾の皮も)

新芽からの生長時に擦れたり、何かに引っかかったりしていたなどで、その部分の成長が遅れ(止まり)、周りの成長に間に合わずに穴が開いてしまうことがあります。

対処方法

ありません。
どんどん葉がでますので、多少の穴や傷は問題ありません。逆に葉を切りすぎると光合成出来る葉が少なくなり生育に良くないので気を付けましょう。

白い斑点もしくは黄色の斑点が出来る

斑点は大丈夫な場合と良くない場合があります。

範囲が大きい、葉全体である場合

  1. 他の葉に栄養を取られている
  2. 日照不足
  3. 急速な成長途中
  4. 葉焼け(急に直射日光に当てたなど)
  5. 斑点性の病気
対処方法

まずは様子を見ましょう。

【新しい葉の場合】
他の葉に栄養を取られている、もしくは日照不足が濃厚です。
新しい葉の展開に栄養を取られていて色が抜けている場合は、仕方ないです。。。
日照不足の場合は、部屋の明るい場所に置いてあげるようにしましょう。間違っても急に直射日光の下には置かないでください。葉が紫外線に慣れていないので葉焼けして枯れる場合もあります。

【古い葉の場合】
葉の寿命の場合、徐々に葉全体が黄色くなります。自然に落葉しますので、それを待っても良いと思います。

単純な葉焼けの場合がほとんどだと思いますが、(トマトでは葉焼けはありえないと思いますが)日ごろ日に当ててない場合で日に当てた記憶もないのに他の葉も次々に同じようになる場合は、細菌性もしくはウイルス、カビ等の可能性があります。その場合、農薬(ベンレート水和剤などで消毒する必要があるかもしれません。木酢液でも代用出来たりしますが、農薬も木酢液も使用には注意して吸い込んだり、皮膚に付いたりしないようにしましょう。

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白っぽいモヤ状の斑点が出来る

うどんこ病

白い綿状や白い粉状の物が付着している場合、うどんこ病の可能性が非常に高いです。拭けば取り除けるような付着物だとほぼ100%そうでしょう。

梅雨時、秋雨時など雨の多い時期に発病が拡大します。また降雨が当たる場所や葉上から散水したりすると発生しやすくなります。その他、排水不良や常に湿った土壌で栽培している場合や風通しが悪い場合も発生しやすいので、そういった環境を避けるようにすることがまず第一です。

対策・予防策

ベンレートは一応、予防と治癒の効能があります。治癒については初期症状の回復なので、大きくなってしまったものを回復させることは難しいかもしれません。

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ダニコールベニカXなどの殺菌剤を噴霧することで予防できます。土に近いところに葉があったりする場合は、散布することで予防ができます。

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葉に模様ができる

ハモグリバエ

確実に「ハモグリバエ」です。別名「エカキムシ」などとも言われています。

成虫が葉の中側に産卵し、孵化した幼虫はトンネルを掘り進むように幼虫が葉の中を食害し、葉に白い模様筋が現れます。模様の端っこに幼虫がいます。そこから蛹から成虫になり、再び産卵していきます。
被害としては、初期は少ないので無視しがちですが、急速に増えますので見つけ次第葉ごと圧殺しましょう。

トマト、ハモグリバエ
トマトのハモグリバエ
対策(対症療法)

手で潰すのが早いです。蛹になっているところをつぶすと一発です。もちろん葉ごと摘み取るのもOKです。小さい株で一枚摘むのは可哀そうなので、株の大きさに合わせて選択しましょう。

  1. 手で潰す
  2. 葉を摘む

対策(予防)

薬で防除する方法と、虫を捕集する方法があります。

薬で防除する場合:ベニカスプレーダントツ水溶剤オルトラン
対虫を捕集する場合:ムシナックストルシー

などですね。オルトランDXが土に撒けば葉まで届いて虫が来にくい株になります。ただし、収穫時期に使用するのは注意が必要です。説明書をよく読み使いましょう。

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